初めまして,B4の菊地です.
期末試験を目前に控えていますが,勉強すると眠くなってしまうのでブログを更新することにしました.
ところで,こういう「目標にむけて進んでいるさなかで他のことに気を取られる」状態を「道草を食う」などと言いますが,園芸学部生としては道草が何を指す言葉なのか気になる部分です.語源は移動中に馬が道端の草を食べてしまってなかなか進まないことから,らしいですが……
図書館のデータベース等をさっと見てみると,どうも鎌倉時代の歴史書である吾妻鑑には『駘馬の道草を食らうが如し』という記述があり,平安末期にも『馬が道々草を食らう』という表現があるので,そのあたりにはすでに存在した言い回しのようです.
じゃあその時代に道端に生えてて馬が食いそうな植物ってなんぞや,という話ですが,花卉研に在籍する身としてはタンポポを挙げたいところです.古くから記述があるキク科の雑草で,花色は黄色のほかに白も存在します.そして根は乾燥させて炒るとコーヒー豆の代用品になるそうで,道草イーターとしては見過ごせません.
さっそく眠気覚ましに作ってみようと思ったのですが,たんぽぽコーヒーにはカフェインが含まれていないため眠気を絶てないことに気づきました.道草を食おうが煎じて飲もうが時間の無駄には変わりないようです.
あきらめて勉強に戻ります.
▼参考資料
森昭彦 著
「うまい雑草,ヤバイ雑草」
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