花卉園芸学研究室は,三吉・國分・出口の3人体制で研究と教育を担当しています。研究課題はいずれも園芸学,育種学,ならびに植物学などの複合領域にまたがっています。
花卉の特徴の一つに極めて多様な種、品種が含まれることがあげられます。一方で,花卉では ’無いものねだり‘,すなわち新規形質への要求がおさまることを知りません。
このような要求を満たすためには,植物の遺伝資源の収集と評価やそれに続く品種改良すなわち育種が重要です。当研究グループでは,品種改良を念頭に置きながら,花卉の遺伝型と表現型について,’圃場からDNAまで’を合言葉に研究を進めています。
また,近年では日長や温度によって花の色や形が変化する,すなわち環境条件による表現型の変異(可塑的変異)の誘導が,営利生産上の大きな問題となっています。我々は色や形態形成に関連した遺伝子の発現を調べ,環境により表現型に変異が生じるメカニズムの解明を遺伝子レベルで取り組んでいます。
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