こんにちは
もうすっかり桜も散ったころですが
1月から3月までに行ったことを
書き連ねていこうかと思います
まず第1回は関東東海花の展覧会です
花卉研といえば花を見ないわけにはいかない
ということで,池袋で毎年2月の初めごろに開催される
関東東海花の展覧会に行ってきました
このイベントは
関東から東海地方までの1都11県および
花卉関係の6団体が主催する国内最大規模の花の展覧会です
どれもプロの方が作った一級品ですが,その中でも審査によって
優秀なものには金賞,銀賞,銅賞がつけられます
それでは,私個人が興味を持ったものを
一部紹介していきましょう
こちらは,キクの’かがり弁白’という品種です
普段私たちが目にするキクとは違った面白い形をしています
いったいどのような花弁の作りになっているのでしょう
気になります
次はハボタンの’フレアホワイト’という品種です
ハボタンといえばお正月のイメージも強いですが
このフリフリとした姿はウェディングなどにも
使えるかもしれません
この品種は最近発表された品種で,
今後ホームセンターや花屋などで
目にすることになるかもしれませんね
こちらはトルコギキョウの’フルフル’という品種です
あまり花を見慣れない人だとバラと勘違いするかもしれませんね
かくいう私も研究室に入ったころはトルコギキョウを
バラと間違えたものです
トルコギキョウはバラにない青色を持っていることが
特徴的ですね.
遺伝子組換えの青いバラ’アプローズ’でもここまで
青くはなりません
最後はカルセオラリアの’ミダス’です
面白い形をしていますが皆さんは何の形に見えるでしょうか
この花は別名をキンチャクソウといいます.
そう言われれば巾着に見えてくるようなといった感じです
いろいろな花を見られるイベントはやはり楽しいですね
花の研究をしていると,あの青色は何の色素なのだろうとか,花の形を
決めているのはどの遺伝子なんだろうなどと疑問が浮かんできます
こういった経験がふとした発見や研究に役に立つのかもしれませんね
千葉大学松戸キャンパスは東京に比較的近く,様々な花のイベントに
いけることも魅力かもしれません
関東東海花の展覧会2019 ホームページ
千葉大学大学院 園芸学 研究科 松戸キャンパス
花卉研究室
(近藤)